「お稲荷さん」といわれて親しまれている稲荷神社は、赤い鳥居と狛狐が特徴的ですよね。
そんな稲荷神社は、日本の各地にあります。
稲荷神社は、なぜこれほどに全国に広まり、庶民に親しまれてきたのでしょうか。
そして、私の住む奈良にもたくさんの稲荷神社があるので、ご紹介しますね。
稲荷神社はなぜ全国にたくさんあるの?
全国にある稲荷神社は約3万社といわれています。
その中の総本営が京都の伏見稲荷大社です。
稲荷神社は、京都からなぜこんなにも全国へと広がっていったのでしょうか。
その一番の理由が一般庶民にもっとも親しまれたからといわれています。
稲荷神社とは、稲荷大神または稲荷神を主祭神としてお祀りしている神社です。
稲荷神は稲を象徴する穀霊神、農業と深く関係する農耕神、宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)とされています。
稲荷伸の名は「稲成り」からきているともいわれておる。
江戸時代までは国民の約85%が農業を営んでいたとされる時代、人々が豊作を願い稲荷神社にお参り時にいったというのもうなずける話です。
それに加えて、稲荷伸が養蚕業などの商業の神をも司るとされ、商売繁盛のご利益もあるということも加わって、一般的な庶民にとってもっとも身近な神様となって、全国に広まっていったとされています。
奈良にある稲荷神社
本宮を伏見稲荷大社におく稲荷系列の神社は、全国に数多くありますが、奈良にもたくさんあります。
中でも、豊臣秀長が郡山の鎮守として祀った源九郎稲荷神社は、日本三大稲荷のひとつともいわれ有名ですね。
※奈良にある稲荷神社の一部を掲載しています。
マップに示した稲荷神社
- 大和郡山市
源九郎稲荷神社(大和郡山市洞泉寺町15) - 磯城郡
稲荷神社(磯城郡田原本町八尾263)
稲荷神社(磯城郡田原本町854)
稲荷神社(磯城郡田原本町新町364) - 桜井市
稲荷神社(桜井市狛260) - 橿原市・高市郡
稲荷神社(橿原市上品寺町37) - 北葛城郡・葛城市・香芝市
小北稲荷神社(北葛城郡広陵町中56)
稲荷神社(葛城市染野359)
稲荷神社(北葛城郡広陵町南郷891) - 大和高田市
岡崎稲荷神社(大和高田市岡崎867)
稲荷神社(大和高田市野口71) - 五條市
稲荷神社(五條市中町22) - 吉野郡
稲荷神社(吉野郡天川村坪内38)
まとめ
稲荷神社はいろいろなところで目にするなとは思っていましたが、まさか全国に3万もあるなんて驚きです。
神様が身近な存在で、豊作を願うということが日常であったかということがよくわかります。
稲荷神社には狐が鎮座されていますが、この狐がくわえているものによってご利益が違ってくるらしいのです。
私は奈良では源九郎稲荷神社しか行ったことがないので、今後、いろいろな稲荷神社を参拝して、狐さんがどんなものをくわえているか調べてみたいです。
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