七夕の行事食といえば『そうめん』でしょうか。
そのそうめんのルーツとなったと言われているのが七夕のお菓子『索餅(さくべい)』です。
索餅の歴史は古く、奈良時代までさかのぼります。
そうめんの発祥地が奈良県桜井市だと言われているので、歴史的なつながりを感じますよね。
でも、私は子どものときに食べた記憶もなく、どんなものか最近まで知らなかったんですよね。
せっかく奈良にゆかりがある、伝統的な七夕のお菓子なのだから、作ってみたい!と思いたち、実際に作ってみたのでご紹介します。
七夕のお菓子『索餅』作りにチャレンジ
索餅はもともと中国で7月7日に病よけとして食べられていたお菓子です。
中国では、7月7日に索餅を食べると1年間無病息災で過ごせるという伝説があるんです。
それが奈良時代に日本に伝わり、七夕の宮中行事で食されるようになったと言われています。
歴史書に残る索餅のレシピは粉と塩だけで作られていたようですが、調べてみると今の索餅はお菓子として食べやすくアレンジされています。
私も、株式会社SN食品研究所さんの【七夕行事食】索餅(さくべい)を参考にさせてもらい、索餅作りにチャレンジしてみました。
参考サイト:https://www.snfoods.co.jp/recipe/detail/691
【作り方】
1.小麦粉と砂糖をボールに入れて混ぜ合わせる。
2.別のボールで卵と牛乳をよく混ぜ合わせておく。
3.1.のボールに2.を流しいれ、一塊になるようよく捏ねる。(この段階ではぼこぼこした感じです。)
4.だまがなくなり、滑らかになったら油を加えて、さらに捏ねる。(かなり滑らかになりました。)
5.生地を2等分して、ねじりながら20㎝くらに細く伸ばす。(写真ではねじれてないです(汗))
6.真ん中で折りたたみ、縄のようにねじり合わせる。
7.油で色よく揚げる。
8.できあがり。
索餅を食べた子どもの感想
索餅を初めて作ってみましたが、比較的簡単にできました。
もう少し細く作る方がよかったなと思うのと、ねじりをもう少し入れたかったなと思います。
さてさて、お味はどうでしょうか。
索餅についてや七夕に食べられる由来などを話しながら、子どもと一緒に食べました。
そうめんのもとになったん?全然違うやん!
もっと細くしたら?太すぎるやろ。
そうだね。
だいたい、なんでこれが七夕のお菓子なのかわからん。
とさんざん文句をいってから、食べました。
う~ん、これはこれで悪くはないけど、もうちょっと味がほしいかなぁ・・・。
しばし考えたのち。
ジャムつけたら、おいしいと思う!
とおもむろに冷蔵庫からいちごジャムを取り出し、たっぷりジャムをつけて食べました。
おいしい、おいしい。
じゃっかん、ジャムがおいしいのでは?と思われますが、とりあえず「おいしい。」がもらえたのでよしとします。
食べてみると、たしかにかなり素朴な味わいです。
食感はドーナツのオールドファッションのような感じ。
ジャムやはちみつなど、いろいろつけて食べるのも楽しいですね。
今回作って思ったのは、もう少し細くした方が食べやすく、見た目にもいいかと。
やるなら、2等分ではなく、3等分か4等分でやってみるといいかもしれません。
あとは、ねじりをもう少し入れたかった。
ねじっても生地が戻ってくるので、もっとしっかりねじりを入れたいところ。
まとめ
七夕のお菓子『索餅』作りについてご紹介しました。
初めてのチャレンジで、少なめに作ったのですが、卵を半分余らすのが面倒であれば、全部を倍量にして卵1個を使用してもいいかと思います。
七夕の行事食として、無病息災を願って食べられていた索餅。
家にあるもので、比較的簡単にできるので、家族の無病息災を願って、七夕の日に一度試してみてください。
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